沈小月が表現するKimura Hinamiの色|あの人のLightroomプリセット vol.14

沈小月が表現するKimura Hinamiの色|あの人のLightroomプリセット vol.14

“いつもの自分の写真に、誰かの色を重ねてみたら” どんな世界が広がるのかー。

人気写真家が、誰かのLightroomプリセットを自分の写真で使ってみる連載「あの人のプリセット」。

何を撮るか、どう切り取るか、どんな色で仕上げるか——さまざまな要素が重なって、その人らしい写真表現が生まれます。
それぞれの視点と表現を持つ写真家が、自分の写真に誰かの色を重ねてみたら、どんな変化が生まれるのでしょうか。

第14回は、どこか懐かしく、夢の中を思わせるような空気感の写真で人気の写真家 、沈小月(シン コツキ)。今回、沈小月が使った“色”は、Kimura HinamiのLightroomプリセット「春影」「夏影」です。

重ねた“色”で生まれた作品と、実際に使ってみた感想を紹介します。

Photography by 沈小月

沈小月
写真家 1999年上海生まれ、東京在住。2022年より東京を拠点に活動を始め、フィルムを中心にポートレートや日常の風景を撮影している。光と色、人と場所のあいだに生まれる空気を大切に、どこか懐かしく、夢の中のような瞬間を写し取る。SNSや展示を通して作品を発表し、2025年には京都で写真展「色彩賛歌 Ode to Colors」を開催。
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写真家 沈小月 コレクション

Lightroom プリセット|Kimura Hinami  Lightroomプリセットvol.2「春影」「夏影」

日常の光を美しく引き出す写真家、 Kimura Hinami の第二弾となるLightroomプリセット「春影」「夏影」。今回のプリセットでは、”日常と季節” にフォーカス。「春影」は、穏やかで淡くあたたかなトーンで、何気ない瞬間に春の気配を感じさせる仕上がりに。「夏影」は、光と影のメリハリを際立たせ、夏ならではの静かな存在感を写真に与えてくれます。どちらも、日常の光や影、空気感を大切に残しながら、季節の気配を引き出してくれるプリセットです。
Lightroomプリセット「春影」「夏影」


沈小月×「春影」


記憶の中にある、いつか思い出す春の色

「『春影』を使って特に印象に残ったのは、光と影の色だった。ハイライトにはやわらかなオレンジ、シャドウには澄んだブルーが入り、一枚の写真の中に春の暖かさと、まだ少し冷たい空気が同時に存在しているように感じる。桜の淡いピンクや芽吹いたばかりの緑も、このオレンジとブルーの間でとても自然に馴染んでいる。全体は明るく透明感があるのに、ただ柔らかいだけではなく、光と影の色の対比によって印象に残る画面になっている。実際に使ってみると、いつもの景色が少しだけ記憶の中の風景に近づくようだった。春そのものというより、いつか思い出す春の色。」

──沈小月

沈小月×「夏影」


熱く、眩しく、濃密な夏の色

「夏は、色彩がいちばん豊かな季節だと思う。強い日差しの中、汗ばむ肌を照らす金色の光、澄みきった青空、鮮やかな緑の草木。どれも彩度が高く、生き生きとしていて、夏の色にはどこか「希望」を感じさせる力がある。Kimura Hinamiさんの『夏影』プリセットからは、そんな夏の生命力が一気にあふれ出してくるように感じた。熱く、眩しく、濃密な色彩は、一度目にすると視線を離せなくなるほど印象的だ。一方で、青みを帯びた影が画面にほどよい幻想感を加えている。青と緑、どちらも大胆なほど鮮やかなのに、一緒になると不思議なくらい調和している。実際に使ってみると、まさに『夏影』という名前がぴったりのプリセットだと感じた。」

──沈小月



今回使用したLightroomプリセット|「春影」「夏影」はこちら

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