熊谷直子 作品集「レテに浮かんで」特製ステッカー付き
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写真集の紹介

「 この写真集に写っているのは確かに私の記憶ですが、刊行から少し時間が経って、また違うものとして見られるようになってきました。私のパーソナルな部分を離れ、巣立っていったような気持ちでいます。 私の人生ではあるけど、誰かの人生かもしれない写真。正解など考えずにいろんな見方をしてもらいたいし、いろんな場所でいろんな人と、この写真集について話をしたいです。ぜひ手に取ってくださいね。
熊谷直子」

2024年7月に刊行された、写真家 熊谷直子の第二作品集「レテに浮かんで」。
タイトルは、ギリシャ神話に登場する、“その水を飲んだものはこれまでの出来事を全て忘れてしまう”という冥界の川“レテ”に由来。
どこを開いても生命の輝きと、それがあまりに儚く失われ忘れられていくことへの痛み、そしてそれでもなお私たちを照らすものについての何か、が写っています。

出版元 TISSUE Inc. 安東嵩史氏による本書の解説
出熊谷直子はその主戦場である人物のポートレイトにおいて、光と影・生と死を濃厚に感じさせ、人物の内面の核を片手で掴み取るような写真表現を模索してきた作家です。
『月刊 二階堂ふみ』『杉咲花ファースト写真集 ユートピア』といったメジャーフィールドの仕事から、大駱駝館、夏目知幸(ex.シャムキャッツ)、イ・ランといったインディペンデントな表現者たちとの撮影者/被写体という区分を超えた共創、そして友人知人との関わりに至るまで、多岐にわたる人々との「関係」をカメラに収めてきました。
当レーベルからリリースした初の作品集「赤い河」(2017、完売)では、その作家性を離れて暮らす母や東日本大震災後に出会った気仙沼の人々へのまなざしに込め、高い評価を得ました。それから7年のうちに、作家には母や友といった近しい人々の死、生家の取り壊しによる故郷の喪失といった、自分自身を形づくる多くの物事が決定的に形を変えてしまう経験が続きます。多くを失い、またその悲しみや痛みが生活の中で少しずつ薄れていくことへの戸惑いとともに、作家自身にとっての「写真を撮ること」の思考や、その結果として生まれた作品も大きく変容していきます。
その7年という時間を一冊にまとめた本作は、「人は忘れ、失っていくばかりなのか」「それでも生きるとはどういうことなのか」という、誰もが避けがたい命題に対する一つの向き合いの形です。
タイトルはギリシャ神話に登場する、「その水を飲んだものはこれまでの出来事を全て忘れてしまう」という冥界の川「レテ」から採っています。
はっきり言って大傑作になりました。どこを開いても生命の輝きと、それがあまりに儚く失われ忘れられていくことへの痛み、そしてそれでもなお私たちを照らすものについての何か、が写っています。







書名:レテに浮かんで
写真・テキスト:熊谷直子
サイズ:230mm×182mm
仕様:カバー銀紙仕様
頁数:カラー 128ページ、モノクロ 8ページ
日英テキスト収録
編集・デザイン:安東嵩史(TISSUE PAPERS)
印刷:藤原印刷株式会社
著者紹介

熊谷直子(写真家)
兵庫県出身、東京都在住。雑誌や広告、舞台などの撮影で幅広く活躍するかたわら、写真集や個展なども通してパーソナルな作品も発表。『anemone』(タイフーン・ブックスジャパン)、『月刊二階堂ふみ』(朝日出版社)、杉咲花『ユートピア』(東京ニュース通信社)、『赤い河』(TISSUE Inc.)、川上なな実写真集『すべて光』(工パブリック)など作品集多数。
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