Kimura Hinamiが表現する鎌田風花の色|あの人のプリセット vol.2

Kimura Hinamiが表現する鎌田風花の色|あの人のプリセット vol.2

“いつもの自分の写真に、誰かの色を重ねてみる”と、どんな世界が広がるのかー。

人気写真家が、誰かのLightroomプリセットを自分の写真で使ってみる連載「あの人のプリセット」。

何を撮るか、どう切り取るか、どんな色で仕上げるか——さまざまな要素が重なって、その人らしい写真表現が生まれます。
それぞれの視点と表現を持つ写真家が、自分の写真に誰かの色を重ねてみたら、どんな変化が生まれるのでしょうか。

第2回は、日常の光を美しく引き出す写真家、Kimura Hinami。今回、Kimura Hinamiが使った“色”は、鎌田風花のLightroomプリセット「GlowAiry」「GlowTrace」です。

重ねた“色”で生まれた作品と、実際に使ってみた感想を紹介します。

 

Photography by Kimura Hinami

Kimura Hinami
写真家 1996年生まれ、兵庫県出身。
大学時代にカメラと出会い、以来写真に没頭。理学療法士として働きながら日常写真やポートレートを撮り続け、2025年8月よりフリーランスフォトグラファーとして独立。日常に潜む美しい景色を見つめ、SNSを中心に発信している。
Instagram / Threads / X


Lightroom プリセット|鎌田風花「GlowAiry」「GlowTrace」

日々の小さな幸せをそっと写し取る写真家、鎌田風花によるLightroomプリセット2種。光を生かしたやわらかな色づくりと透明感が特徴です。木漏れ日や雪の反射、どんな光も、その瞬間の美しさを写し出す「GlowAiry」と、日々の暮らしに触れる光を、より印象的に引き出す「GlowTrace」。さまざまなシーンにそっと寄り添う、使いやすいプリセットです。
Lightroomプリセット|「GlowAiry」「GlowTrace」

 

 

「風花ちゃんのプリセットを使用してみて、写真全体をふんわり優しく包み込んでくれるような印象を受けました。雰囲気からも伝わるように、風花ちゃんらしい柔らかくて優しいレタッチがとても魅力的で、自分ではなかなか出さない空気感だったので新鮮でした。パラメーターの数値を見ていると、私は普段、黒レベルやシャドウを下げてコントラストをしっかり出すレタッチをすることが多いのですが、風花ちゃんのプリセットはあえて黒を持ち上げることで、やわらかく自然な雰囲気を表現していて、とても勉強になりました。普段は他の方のプリセットを使う機会があまりないので、新しい発見も多くて純粋に楽しかったです。特にお花や猫ちゃんの写真との相性が良くて、自分の写真にも自然にマッチしてくれたのが嬉しかったです。」
── Kimura Hinami

 


Kimura Hinami ×「GlowAiry」



「全体的に柔らかい雰囲気を演出してくれるプリセットですが、被写体そのものの色もしっかり表現できるのが印象的でした。ふんわりとした空気感がありながらも、色が薄くなりすぎず、お花の鮮やかさや光の美しさを自然に残してくれます。
今回バラの写真に使用してみると、鮮やかな赤色がきちんと残りながら、全体の印象はやさしくまとまりました。特に木漏れ日の柔らかい光との相性が良く、写真全体に温かみのある空気感が生まれたように感じます。少し青みを感じる色調ですが、夕方の光と組み合わせることで、その青みが心地よい透明感として表現されるのも魅力でした。
私は普段、黒レベルやシャドウを下げてコントラストをつけるレタッチをすることが多いのですが、このプリセットはやわらかな階調を活かして雰囲気を作るタイプなので、自分にはない発想を学ぶことができました。お花やポートレートなど、やさしい世界観を表現したいときに使いたくなるプリセットだと感じました。」

── Kimura Hinami

 

Kimura Hinami×「GlowTrace」



「GlowAiryと比べるとシャドウが持ち上がり、よりふわっとした空気感を表現できるプリセットだと感じました。コントラストが穏やかになり、光と影の境界がやさしくなることで、写真全体にどこか物語のワンシーンのような雰囲気が生まれます。
今回、草木の間からこちらを覗く猫の写真に使用してみましたが、猫を見つけた瞬間のようなワクワク感や、穏やかな空気感がより引き立ちました。特に緑の色味が自然にまとまり、柔らかな光との相性の良さを感じました。主張しすぎない色づくりなので、自然風景や動物の写真にも取り入れやすいと思います。
一方で、撮影時に明るめの露出で撮ると少しふわっとしすぎる印象になるため、個人的にはサイド光や半逆光のシーンでやや暗めに撮影した写真との相性が良いと感じました。プリセットを当てたときに光が自然に広がり、優しく幻想的な世界観を作ることができるので、柔らかな表現が好きな方にぴったりだと思います。」

──  Kimura Hinami



今回使用したLightroomプリセット|「GlowAiry」「GlowTrace」はこちら

連載「あの人のプリセット」記事一覧

 

Back to blog